わんちゃんのごはんを選ぶ基準
ドライフード・ウエットフード・手作りごはんなど、わんちゃんのごはんがたくさん売られていますよね。
みなさまのごはんを選ぶ基準は何でしょうか?
パッケージのデザイン、食べるかどうか、値段、手の入りやすさなど人それぞれだと思います。
その前提があった上で、飼い主様自身が”うちの子”にとっては何がベストなのかを判断できるように、
皆さまが知りたい「わんちゃんのごはんの選び方」についてKnot目線で解説していきます。
安いからダメ?高いから良い?
ごはんの値段が安価なものから高価なものまで様々ですが、値段が高価だから良いのかと言うとそうではありません。
大切なのは中身の内容と”その子にあっているか”です。
合うごはん・合わないごはんで皮膚・被毛の状態やうんちの状態などが全然違ってきます。
ペットフードにまつわる歴史について
元々はイギリスの船乗りたちが、航海保存で余ったビスケットを波止場に捨てており、
わんちゃんが食べていたところを目撃した英国人が広めたところから始まり、
現在に至るまでたくさんの企業が参入し企業努力のもと、わんちゃんのごはんがどんどん進化していきました。
現在はごはんの形状もさまざまなものがあり、選ぶ楽しみが増えてきました。
主なフードの種類について
【ドライフードについて】
「総合栄養食」という表記はAAFCO(米国飼料検査官協会)や
FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の栄養基準に則って作られています。
総合栄養食と明記するには、成分分析試験や給与試験評価のいずれかの基準をクリアする必要があります。
成長段階に応じた給仕量の目安が必ず明記されており簡単に言うと、
「これと水さえあればOK!」なごはんです。
ドライフードの中でも、総合栄養食や一般食(総合栄養食ではないもの)、
動物病院で治療の一環で処方される療養食など様々な種類があります。
ごはんに含まれる水分量からドライ・ウエット・セミモイストに分類がされ、
最近はわんちゃんのごはんをご家庭で手作りされる飼い主様も増えてきました。
【ドライフードの製法について】
エクストルーダー製法
一般的に広く出回っているドライフードは、エクストルーダー製法で押し出し成形法で作られており、一度に大量生産が可能です。
作る過程で加熱がされ、栄養素が壊れてしまうので後からビタミンなどの栄養素を添加します。
オーブンベイクド製法
クッキーを作るようにシート状にした原材料を型抜きしてオーブンで乾燥させます。
コールドプレス製法
エクストルーダー製法より低い温度の製法
エアドライ製法
ゆっくり時間をかけ温風で水分を蒸発させる製法でお肉の旨味を残しながら作ることができます。
比較的コストが高い商品です。
フリーズドライ製法
冷凍したものを真空状態にしたのち、一気に水分を昇華させて作る製法です。
商品特徴として軽くて持ち運びがしやすいですが、コストは高めです。
ごはんを選ぶ際に知っておいた方が良いこと
- 原材料の記載は使用量の多い順から記載されている
上から3番目までを見ると大体どの素材がメインのごはんかがわかります。
「副産物」や「肉類」と不透明な書き方のものより、具体的な名称が書いてあった方がアレルギ
ー反応が出た場合など、何がアレルゲンか特定しやすいです。
また、特定の原材料を5%以上使用していれば、商品名やパッケージなどに表示することができます。
同じ原材料でも名前を変えて分割表記をしている場合もあります。
原材料表示を分割することで、順位を下げて肉などの好ましい原材料を前に持ってきているパターンもあります。
- 添加物をはどんなものを使用しているか
添加物自体、目的によって様々なものがありますが、ドライフードに含まれる脂は、
空気に触れることで酸化が起こります。
特に海外性のものは商品そのものができて日本に入ってくるまでに時間が経ってしまいます。
海外製だから悪いという話ではなく、使われている添加物の質が重要で、合成のものなのか、天然のものなのかを確認しましょう。
- 原産国はどこか
原産国は最終加工をどこで行ったかが記載されております。
国産だから安心というわけではありません。食べさせた時のうんちの状態や被毛の状態などトータルで判断しましょう♪
- ライフステージにあったものを選ぶ
フードごとに栄養設計も異なるので、それぞれのライフステージ・ライフスタイルに合わせて作られているものを選びましょう。
また、給餌量も一例なので目安量をあげて太ってしまった場合は、量の調整が必要です。
”うちの子”が太っているか、痩せているかどうかわからない場合は獣医さんやトリマーさんなどのプロに見てもらいましょう♪
※こちらでご紹介した内容は一例でございます。