発酵食品を取り入れるメリットって?
「なんとなく体に良くて、腸活に効くというけれど…そもそも、どんな働きをしてくれるから良いの?」
お客様とお話すると、そんな会話になることも多々あります。
今回は、改めて発酵食品の素敵ポイントについて、お話ししていきたいと思います♪
Contents
発酵には様々な微生物が関わっていて、私たちにとって良いものを「発酵」、そうではないものを「腐敗」としています。
発酵食品は体調を見ながら量を調整して取り入れるのが前提!体に良くても摂りすぎは禁物です。
発酵食品の良いところ
健康な人の腸内環境は、善玉菌が多く、悪玉菌が少ないとされており、
腸内細菌は食物から得る栄養素をエサに発酵し、増殖。
人もわんちゃんも加齢とともに善玉菌が減っていくと、腸内環境のバランスは崩れてしまいます。
免疫力を高めるには「ヘルパーT細胞」のバランスを保つことが重要!」
免疫をコントロールしてくれるリンパ球の60~70パーセントが腸内に集中しており、
腸の粘膜によって病原菌を攻撃したり、侵入をブロックし、腸内環境が整うことでリンパ球の働きが正常に◎
発酵食品は発酵の過程で乳酸菌を増殖させ、腸内を弱酸性にすることで悪玉菌が増えるのを防いでくれるのです。
このように、発酵によって新たな栄養素が生まれる点も私たちにとって嬉しいポイントの一つですね♪
わんちゃんと一緒に食べられる発酵食品をご紹介
いつものごはんにトッピングしてみてはいかがでしょうか☺︎
【チーズ】
カルシウム・ビタミン・タンパク質・脂肪が豊富で、
嗜好性が高いチーズはエネルギー補給としてもおすすめです。
チーズの匂いはわんちゃんの興味をひきやすくしつけのご褒美としても良いです。
プロセスチーズは塩分が高めなので、ナチュラルチーズをあげましょう。
【納豆】
タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルの五大栄養素が全て含まれている納豆は、蒸した大豆を納豆菌で発酵させた発酵食品です。
わんちゃんにあげる際はタレなどの付属品は入れず味付けせずにあげましょう♪
【ヨーグルト】
わんちゃんは牛乳に含まれる「乳糖」が上手く消化吸収できずにお腹を壊してしまうことが多いのですが、
ヨーグルトは発酵の過程で乳糖を分解し、乳酸を作り出してくれます。
わんちゃんにあげる際は砂糖が添加されていないプレーンヨーグルトを♪
【甘酒】
甘酒は米麹からできたものと酒粕からできたものがあり、わんちゃんにあげる際は米麹からできた甘酒をあげましょう。
甘酒は栄養剤としての点滴とほとんど変わらないことから「飲む点滴」と言われており、疲労回復におすすめです♪
市販のものの場合、砂糖などの甘味料が添加されていないものを選びましょう。
【リンゴ酢】
リンゴ酢には水溶性食物繊維のペクチン・クエン酸やリンゴ酸などの有機酸、カリウムやビタミン・ミネラルも豊富です。
疲労回復・食欲増進をしてくれるので夏バテにおすすめ♪酸味が苦手な場合は薄めてあげましょう。
【味噌】
地域色豊かな味噌は私たちの生活に馴染みの深い発酵食品です。
ビタミンEをはじめ食物繊維やタンパク質が豊富で、塩分はわんちゃんにも必要な栄養素ですが、
あげる際は少量を薄めて風味づけ程度にしましょう。
※こちらでご紹介した内容は全ての子に当てはまるわけではございません。
与える際はわんちゃんの体調を見ながら調整して与えてください。