わんちゃんの胆泥症について
皆さま、こんにちは☺︎
飼い主さまとの会話の中でも、「健康診断で胆泥症と診断されてしまって・・・」というのをよく耳にします💡
実際に我が家の先住犬もシニア期になってから、胆泥症が見つかりました。
症状に出ずらいため、なかなか気づくことができない病気の一つでもあります😌
本日はわんちゃんに多い「胆泥症」についてのお話です🐶
Contents
胆嚢の役割って?
胆汁は、脂肪を分解し乳化する役割があります👌
胆泥症ってどんな病気?
ちなみに、総胆管が完全に詰まると黄疸となり、重度の場合は胆嚢や胆管が破裂してしまうこともあります💦
胆泥症の原因として考えられること
胆泥症との因果関係は未だはっきりしていませんが、似た病気で「胆嚢粘液嚢腫」という、
胆嚢内の胆汁が濃縮してゼリー状に固まり、胆嚢壁が壊死して破裂する可能性のある病気もあります。
どんな治療となるのか?
投薬以外に、処方食を勧められる場合もあります💡
予防はどうしたら良いか?
胆嚢の病気は何年もかけて徐々に症状の悪化を引き起こす慢性的なものも多く、
小腸から肝臓、肝臓から胆嚢へと細菌感染が広がるケースも少なくありません・・・
何年もかけて徐々に悪化を招くということは、日々の食事の質・運動量や肥満・老化なども関わってきます💡
また、強いストレスがかかることで免疫力も下がってしまうため、我が子の様子を観察しながら遊びを取り入れたり、
お散歩でからだを動かしてリフレッシュするのも良いでしょう☺️
食事は何に気をつけたら良いか?
高カロリー・高脂肪の食べ物をできるだけ避けることも大切◎
ついつい可愛い我が子にジャーキーなどのおやつを頻繁にあげがちですが、グッと堪えるのも時には愛情だと思います😌✨
脂肪分が多いものは、消化・吸収に時間がかかり、臓器に大きな負担がかかってしまいます🙅♀️
胆汁を作る肝臓のケアも同時にするのが良いでしょう👌
便の色を見てみよう!
便の色は胆汁の中のビリルビンという物質によるものです☺︎
一般的な指標として、便の色が茶色~濃い茶色で、ティッシュでつかんだときに形が崩れず、地面に汚れが残らない程度の硬さと言われております。
お肉や鉄分を多く与えると便の色が黒くなることもありますが、黒く粘り気がある場合、食道・胃・十二指腸の上部消化管の出血による可能性も💦
食物繊維などを多く与えたときは腸内が酸性になるため、黄色っぽい色になり、悪玉菌が多いときはアルカリ性になるため、黒色に。
草などを大量に食べた時以外に、緑色の便を出した場合は、腸の働きが悪く、胆汁が便ともに出てしまっている状態が考えられます。
また、胆管閉塞などの理由で胆汁の分泌が少なく、脂肪が消化吸収できていないと灰色~白みがかった便が出ることもあります。
便の色味には胆汁のビリルビンが関係しているとお伝えしましたが、便の色や硬さ・においは健康のパロメーターといえます💡
毎日わんちゃんの便の状態を確認することは、とても大切なルーティンです✨
明らかに異常な便の色をしたときは写真を撮るなどをして動物病院の受診をしましょう☺︎