にんじん/ Carrots
にんじんといえば?
にんじんのオレンジ色にはβ-カロテンがたくさん!
Β-カロテンはカロテノイドという色素の仲間で、活性酸素を除去する力が強く、皮膚や粘膜・目の角膜・胃腸や肺など各種臓器の上皮細胞を健やかに保ち、免疫力を高めます。
にんじんは大きく分けて2つに分類され、私たちがよく使う馴染みのあるにんじんは西洋型のにんじんで、東洋型は濃い朱色の金時にんじんを指します。
Β-カロテン、カルシウム、ビタミンE、カリウム、食物繊維の他にも、オロト酸というビタミンに似た働きをする物質を含み、葉酸やビタミンB12の代謝を助けるだけではなく、中毒などによる肝障害の回復も早めてくれます。
端から端まで余す事なく頂きたい食材
葉にはNK細胞の活性化を助ける葉酸や骨を強くするビタミンKは、皮にもβ-カロテンやビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
糖質が高く、焦げつきやすいので皮付きのまま煮るか・蒸すかの調理方法が最適です。
また、スーパーに並んでいる大半のにんじんは専用の機械で洗浄されていて、皮がむかれているような状態になっているので、ご家庭で使う際は軽く洗ってそのままお使いくださいね。
おすすめの食べ合わせ一例
【✖️牛肉】
牛肉も血を補う食材。
にんじんのビタミンCと牛肉に含まれる鉄分を合わせることで吸収率が上がり貧血予防になります。
【✖️ごま】
にんじんのβ-カロテンとごまのビタミンEの相乗効果で肌荒れ防止が期待。どちらも食物繊維を含むので腸内環境を整えて便秘改善も期待できます。
【✖️緑黄色野菜】
互いに含まれるβ-カロテンの働きにより、抗酸化力が発揮されアンチエイジング・ガン予防に期待ができます。
【✖️羊肉】
貧血・冷え症に。
【✖️豚肉】
お肌のバリア機能アップに。ビタミンCとβ-カロテンは脂溶性ビタミンなので、脂と合わせることで吸収力が上がります。
わんちゃんへ与える際のポイント
生のにんじんは硬くて消化に負担がかかるため、あげる際はサッと茹でて細かく刻んだり、すりおろしてあげるのが👌
また、にんじんの栄養を活かすには加熱調理もおすすめです。オリーブオイルなどと合わせることでβカロテンの吸収率が上がります。
焦げつきやすいので注意をしながら調理をしましょう☺︎
おいしいにんじんの見分け方
- 表面にハリがあって凸凹が少ないもの
- 全体的に太くて丸いもの
- ヒゲ根が少ないもの
- 色味が濃くてつややかなもの
- 葉がついている方のヘタ部分の切り口が小さく黒ずんでいないもの
- 重量感があって固さがあるもの
※こちらでご紹介した内容は一例でございます。健康効果などを保証するものではございません。